2020年04月22日

この頃読んでる本

飯嶋和一の本は福室さんから勧められて「神無き月十番目の夜」を最初に読んだ。衝撃ですね。この本は北茨城を支配していた佐竹氏が伊達政宗との国境沿いにあたるため、このあたりの農民の年貢を国境での紛争の時に戦う代わりに低くしていた。それが太閤検地の時に全く一律にされ、さらに過酷でめちゃくちゃな測り方と横暴な見地役人に住民の怒りが爆発し役人を殺してしまう。その報復に太閤は村民全員を虐殺するという史実を描いたものである。これが今は袋田の滝観光のすぐ裏で起こり、その後隠蔽されていたのを飯嶋和一が書いた。
 これにつられて「始祖鳥記」「雷電本記」「出征前夜」を読んだ「出征前夜」で初めて天草四郎と祖の乱の実態が分かった。その後しばらく飯嶋和一を離れていたのだけれど、ブックオフで「狗賓童子の島」「黄金旅風」「聖夜航行上下」を買っていたのが北方健三の三国志、水滸伝、楊令伝を読んでいて時間がかかりお預けになっていた。それがコロナ騒ぎで読書の時間ができてこの1か月で4冊を読んでしまった。「狗賓童子の島」では初めて大塩平八郎の乱の実態と沖ノ島の歴史を知り、「黄金旅風」では長崎の海外貿易の実際、「聖夜航行」では秀吉の朝鮮出兵の真実の歴史が分かった。どれを読んでも自分が日本の歴史の真実を全く知っていなかったことに驚くと同時に恥じ入ります。こういう機会ですから是非ご一読をお勧めします。
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さあて、こちらはやはりブックオフで見つけたんだけど棟方志功の孫が書いた本。「棟方志功の眼」である。棟方志功は僕が中野で生まれて親父の仕事の関係で青森で小学校2年から高校まで過ごす。その転校先の長嶋小学校が棟方志功の母校である。そんなわけで棟方志功とは結構関連がある。棟方志功を世に出したウナックの海上さんから志功の生の姿をいろいろ教えてもらった。それでこの本は棟方志功が持っていたコレクションについて思い出とともに語られた本で志功が持っていた河井寛次郎の茶碗とか、
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やはり浜田庄司の茶碗
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梅原龍三郎からもらった桃太郎
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志功の作品に押してある富本憲吉の陶印、
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これは志功が良く着ていた上口愚郎の背広。襟の形が左右非対称、背広の裾がひだりが開いてる、ボタンは1個しか嵌らない。
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posted by entotsu at 23:11| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

個展の万年筆画

さて、時間が迫ってきたので、個展に出品する万年筆画の仕上げをしていってます。最近の万年筆画には色を付けないで作品にしていたのですが、今回のピティリアーノは壁に積み上げられた石のほうが暗くて石灰で固定しているところが白くなるため、石をただ黒くしていっても感じが出ません。それでセピアインク2種、一つはプラチナのピグメントインクのセピア。このインクは色が薄いので単独で使うと頼りないのですが、カキモリで作った濃いセピアインクを組み合わせるとコントラストが出て奥行きが出ます。まずはカーボンインクの黒だけのスケッチを参考までに。
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こちらはソバーナの教会でセピアインクを使った作品。
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posted by entotsu at 00:26| Comment(0) | 作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする