2021年02月22日
万年筆画教科書の木造家屋作例
日本の家屋をスケッチする際に避けて通れない木造建築と波板トタンを描く作例です。基本的に木造物にはすべて木目を入れます。そうしないと木造物の質感が出ません。木目が見えません!と言う場合にも自分で想像して描きこみます。こういう時に備えて神社などで木目の写真を撮ってコレクションしておくといいです。波板トタンは縦線をしっかり入れます。古びた錆が出ている場合も縦線を入れてから錆を描きます。木目も波板トタンも一生懸命見えた儘を描こうとしてしまいますが、かえって素材感が表現できなくなってしまいます。木目とトタンには縦線を対応させてください。上手くなってきたら自分の方法論で描いてください。今回の建物は黒姫駅の近くにある建物。もう一軒と繋がっているものを切り離して表現してます。地面の草はペンのタッチで表現しています。今回使っているペンはフルハルター森山さんの絵画用モンブラン146。このペン先は昔の柔らかいペン先とエボペン芯で超極細から8ミリ幅の線まで引けます。森山絵画用スペシャルは様々作っていただきましたがこの表現力は凄まじい一言であります。

















