2021年11月16日

万年筆の達人の喪中はがきが2通届いた。

1通目は長崎マツヤ万年筆病院の原百合子さんが90歳で逝去されました。長崎マツヤ万年筆病院には2回訪れているので百合子さんにお会いしたのも2回。マツヤの万年筆はすべてご主人が調整して、ご主人の調整方法はペン芯をせり出しペン先端とペン芯をぎりぎりまで近づけて潤沢にインクを出すしくみ。どの万年筆でもぬらぬらインクが出る。その虜になったのが作家の吉村昭氏。そのご主人も10年前に天に召された。百合子さんは店に入ってきた客が何を買うか分かるという神通力の持ち主で外れることは無い。客は店に入るや否や母と娘に挟み撃ちにされ手ぶらで帰る客はいない。万年筆売り上げ日本一の店である。なんだかまた名人が去ってしまった。ご冥福をお祈りします。
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もうひと方は山梨万年筆商会の深沢幸夫氏が92歳で逝去されました。万年筆商会には取材に行って、今でもこんなに万年筆を売る店があるんだと感心した。万年筆一つ一つにコメントが付いて展示してある。長原さんを囲む会をしたときにお誘いしたらわざわざ上京され、長原さんと楽しそうに万年筆談義を交わされていたのを懐かしく思います。巨星が去った寂しさを感じます。ご冥福をお祈りします。
posted by entotsu at 01:08| Comment(0) | 万年筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする