2022年02月15日

万年筆の履歴

万年筆は時々メンテナンスして確認しているのだが、ああ、これはあの時のあれですわ、というように記憶が付いてくる。金のシェーファータルガーは長原の大先生に「曲げちゃるけん、持ってキンシャイ!」と言われて持って行ったもので、「こりゃあコンコルドにしちゃるわ!」シャアシャア「どうじゃい!」「おーーーーーーー!」という感じで情景まで思い出す。大先生にお会いした最初のころの話だからもう24年位前になる。シェーファーのペン芯は中々優秀でふでまん加工してもインクが切れない。コンコルドにしてもペンが固いので裏返して表返して使っても安心して使える。こっちのファーバーのでぶっちょぺんは長原幸夫ちゃんに万年筆画教室の皆さんの万年筆を調整してもらう為に教室に来てもらった時に作ったコンコルド。こうして大先生と幸夫ちゃんの親子コンコルドを持ち歩いて使っていると何か愉快になる。
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こっちは別件。リサイクルでパイロットのミニペンが1500円で出ていて、この形欲しかったペンだと思って見せて貰ったら、カートリッジが刺さったままで干からびて、ペン先にもインクが乾いてこびりついている。こりゃあ酷いね!と店員に言ったけど、全く値引きする気は無いので、14金だから見逃すには惜しいので、そのまま買ってきた。それで帰ってからルーペでペン先を見たらジャスマークが付いてる。金ペンじゃありませんでした。参ったなあ、それでアルカリ電解水で洗っていたら、なんとペンの金メッキが剥げてきた。インクを入れて書いてみたらペン先がガチガチでインクが出ない。中まで固まってるかと思ってペンを外してみたけどそうでもない。ペンの切り割がガチガチに締まっているのとペン芯の能力不足。ペン先を上に反らせて隙間を空けて柔らかめにしてみたが大した書き味ではなくガッカリ。ボディーは気に入ってたんだけどね。座布団3枚とられた感じ。
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posted by entotsu at 01:53| Comment(0) | 万年筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする