2022年03月07日

ドレスデン美術館展のフェルメール

フェルメールの窓辺で手紙を読む女の背景の壁にキューピッドが描かれていたのが明らかになって、なんと壁の部分を削り取ってキューピッドを元通りに見えるようにしたというのだ。僕はあの作品が好きで40年位前にドレスデン展が来た時の目玉になっていて,飽かず眺めた。その作品が修復で別な作品になったというので、なんて余計なことをしたのだ!という気持ちで見に行った。で、その結論は、何とも複雑である。壁のキューピッドが表れて古いニスを除いた作品はこれも良いのだ。確かに比較してしまうと修復前の脂っぽさが古臭く見えて、修復したほうが新鮮な感じがある。手前の汚れて見えなかった静物もしっかり描かれているのが分かるし窓枠の青も奇麗で空気が澄んだ感じになった。何故キューピッドが塗りつぶされたのかは明らかになってないがフェルメールの死後数十年経ってから塗られていることは明らかなので、今となっては良かったんじゃないの、という感じになっている。
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もう一点。こういう展覧会だと大抵フェルメールだけで、あとはつまらない作品ばっかり数合わせで持ってくるのだと思っていたら、結構いい作品が飾られていて、なんと、レンブラントの「笑うサスキア」があって、ぶっ飛んでしまった。これ1点でも人を呼べるのにロクに宣伝もしてない。もうひとつ、ヘラルト・デル・ボルスの「手を洗う女」は40年前の展覧会では主要作品の一つとして宣伝されていたのが、今回はただ飾ってあった。ビックリしましたわ。結論としては是非見に行くべき展覧会でした。
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posted by entotsu at 02:35| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする