こちらは河鍋暁斎
2022年05月24日
北斎の線は万年筆の線に似ている考察。
先日見た北斎展に版に起こす前の墨書きの下絵が出ていて、それを見た途端、こりゃあ万年筆の線と似ているだぎゃあ。となって、しかし、版画になった刷られたものではそれを全く感じられない。これは面白い発見だと思って、それ以来浮世絵の作家の作品の下絵ではどうか探しているが、どれも筆で描いたようにしか見えない。希代の素描家と言われる河鍋暁斎にしてもやはり筆で描いたようにしか見えない。となるとやはり北斎は飛びぬけた作家であったのだろうと見直している。では北斎の線を見てください。エッジの効き方が違うんです。




こちらは河鍋暁斎




こちらは河鍋暁斎