2023年02月28日

万年筆談義の文鎮万年筆

昔70グラム以上の万年筆を持つ人しか入会できない文鎮クラブと言う会があった。それで自分でも70グラム以上の万年筆をいろいろ探して参加していた。それでも重いと思っていたものがそれほどでは無かったり重さの感覚はなかなか難しい。それで今回文鎮万年筆の記事を書くのに持ち出したのがまずはカランダッシュのモダニスタ。これはもう圧倒的で102グラム。重いですよお。それでも軸だけだと58グラム。
IMG_0598.JPG
こちらはペリカン、ヘラクレス。もっと重いと思っていたけどギリギリの70グラム。軸だけだと50グラム。流石にペリカンキャップを軽くして軸の重さのバランスを考えてます。
IMG_0599.JPG
こちらはモンブランのディケンズ。キャップが重くてキャップを嵌めると異様な後ろ重心の万年筆ですが総重量は意外にも42グラム。軸は17グラム。
IMG_0600.JPG
こちらはピナイダー。結構重いと思ったけど39グラム。軸は24グラムでディケンズよりも重い。
IMG_0601.JPG
posted by entotsu at 02:59| Comment(0) | 万年筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月24日

万年筆画の教科書第2弾に描く鞄

編集者の方から革の質感表現のお手本になるカバンの絵を描いてくださいと依頼があった。ただし女の子受けが良いものでナチュラルレザーのやつ。それで久々にカバン部屋に入って探したけどなかなか難しい。そういえば今年はカバン整理するぞお!と言ってたんだけどもう3月ですよ。個展もあるし、万年筆画の本書かなきゃいけないし、出べそからは万年筆談義原稿締め切り過ぎてるよ!と迫られるし四面楚歌。そんなこんなで探してみて見つけたのがゲンテンのケリー風バッグ。これエルメスみたいにマジで閉めるやつでいちいち開閉が面倒くさい。しかし妥協してマグネット閉めも嫌だしなあ。結構お気に入りです。大きさも可愛い。
IMG_0589.JPGIMG_0590.JPGIMG_0592.JPGIMG_0591.JPG
そしたらフィルソンのリュックが目に入っちゃって、しばらく使ってないなあ、ということで引っ張り出してきたんだけど、良いですねえ。やっぱり革が立派。確かに金塊堀たちが使っただけの堅牢さがあります。重くて機能性は現在のアウトドア商品にはかないませんが、独特の存在感は何物にも代えられません。
IMG_0593.JPGIMG_0594.JPGIMG_0596.JPGIMG_0597.JPGIMG_0595.JPG
posted by entotsu at 02:52| Comment(0) | カバン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月22日

杉本氏の不可思議万年筆

杉本さんに修理を頼んで戻ってきたら、おまけが付いていた。それが中空万年筆でなんとペン芯が無い。これどうするんだろうと思って連絡したら、金ペンを上と下からペン芯で挟み込む両ベロ式万年筆の時代に上ベロだけの万年筆が存在して、それをヒントに作ったのが中空万年筆。本来ペン芯があるところはただ穴が開いてるだけ。これが空気の通り道。良く見るとペン先の上の部分にプラスチックが被さっている。これがインクを流動するそうだが半信半疑で使ってみたらほんとに良く書ける。不可思議。万年筆のインクの出方は軸内気圧と軸外気圧の関係方程式で決まってくるからコントロールが難しいんだけど杉本さんは上手く作ってる。これは面白いオリジナル万年筆が出来るかも。
IMG_0584.JPGIMG_0586.JPGIMG_0587.JPGIMG_0585.JPGIMG_0588.JPG
posted by entotsu at 01:40| Comment(0) | 万年筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする