2023年05月15日

今度の趣味文のお題はプラチナの超黒です。

と言う訳で超黒の試しです。こんな箱に入ってるんですが、一番デカいのは精製水の瓶。つまり200CCほどの水とコンバーター、洗う時のスポイトが付いて5500円です。これはすでに日常の道具としての値段を越えています。説明書にカーボンインクと超黒との違いが印刷されていますが、あまり良く分かりません。解説には紙のミネラル分と反応して黒の粒子が集まり黒くなるとのこと。しかしカーボンインクを1650円で販売してるのに、なんで超黒を5500円にしなければいけなかったんでしょう。超黒は2000円くらいで良かったんではないでしょうか?セーラーがふでDEまんねんを1000円の上位モデルを88000円にした時に、これは文化を創るためではなく商売になってると思いましたが、それならプロフィットに組み込んで2万円くらいで売れば良いと思います。文化の無い国家は衰退します。文化の創造主が金銭になってはいけません。というわけで超黒は次段階で2000円にしましょう。プラチナはここで男をあげて欲しいなあ。
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 さてぐたぐだ言ってないで超黒の話。超黒、極黒、強黒、カーボンインクでチャートを作ってみると、流石に超黒が一番濃い。次が以外にも極黒とカーボンが良い勝負。パイロット強色黒が一番薄い。
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さてでは実際にこれらのインクで絵を描いたときにどう違いが出るのかやってみましょう。ヌードラーのマーブル軸のペンが超黒、黄色のペンが極黒、黒のデスクペンがパイロット強色黒、赤のプレッピーがカーボンインク。絵で描くと皮革が難しい。
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さてさてこの違いをどう見るか?
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2023年05月12日

昭和15,18年のアサヒグラフ

個展の作品を描いていて資料探しに段ボールを開けたら昭和15,18年のアサヒグラフが出て来てつい読んでしまった。面白いのは18年の表紙を開けたら東条総理大臣のにこやかな顔が出てきた。僕らの時代では東条英機は東京裁判の険しい顔しか印象にないがタイムリーな時代にはこんなに朗らかな顔が喧伝されてたんだと不思議な感じがある。笑っちゃうのはトンボ鉛筆の広告で、「決戦下!断然適正語を排して率先純日本式に改めたトンボ鉛筆の高度符牒です。」で今まで3Hと呼んでたのを3硬。2Bは2軟に直したそうだ。トンボ鉛筆は国策企業だったのかしら。兎に角様々な筆記具関係の広告をご覧ください。
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2023年05月11日

話題のクルトガ・ダイブ手に入りました。

大評判のクルトガ・ダイブですが、何処に行っても売ってなかったのが、先日ひょっこり出会って買ってきました。究極のシャープペンシルと言う触れ込みで、今までも自動芯だし機構を持ったものはいっぱいあったけれど、すべて芯をカバーしているパイプが紙に当たって押されたときに芯が繰り出される仕組みだった。それだと芯だけの書き味の感触では無くてパイプの感触を感じてしまうし、寝かせると芯が紙に当たらず描けない。
 ところがこのクルトガ・ダイブは文字を41画書くと芯が繰り出される仕組みでパイプが紙に当たらない。41画書いたのが何故分かるのかと言うと、クルトガはクルトガエンジンを搭載していて芯が押されると芯が回転する仕組みになっている。この押された回数が41回になれば芯が繰り出されるのだそうだ。その繰り出し量は3段階設定できる。
 では実際にやってみると、確かに文字を画数で1回ごとに紙から離して書く場合は芯が繰り出されるが、絵を描く時に影などを描く時にはペンを紙に付けたまま横にずらして線を引き続けるのでどんなに影を引き続けても芯が押された回数は1回にしかならないから芯は出て来ない。それでも書けるのはパイプが押されたときにも芯が繰り出すようになってるからだろうが、それだと今までの繰り出しと変わらない。
 結論は書くたびに芯が沈む感覚は絵では使いにくい。寝かせるとパイプが邪魔なのでやはり使いにくい。結論は絵画で使うシャープペンシルは芯だし機構が邪魔になる。自分で好きなだけ芯を長く出して好きなだけ寝かせるのが良い。
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