2024年01月22日

杉本アンティーク万年筆よろず相談所から退院した万年筆

書けなくなってしまった万年筆は現行品ならメーカーや買ったところに持って行けば良いのだが、アンティーク万年筆は修理部品も無ければ、経年崩壊などもあって、壊れたら、そこまで!と言う感じになってしまう事が多いが僕には駆け込み寺の杉本アンティーク万年筆病院があるので、兎に角おかしくなったモノは全部送ってる。今日送ってた万年筆が退院してきたので、ちょっと顔見世。
まずは石川金ペンの蒔絵。
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此方は酒井栄助さんのインク止め、新宿のアドホックで買ったモノ。ペン先は兜木ペン。
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シェーファーのタッカウェイ。ミニ万年筆としては最高のデザインです。
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次もシェーファーのライフタイムの金張りペン
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エバーシャープのスカイライン。これも金字塔のデザイン
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こちらは酒井栄助さんのセルロイド。ペンは白ペン。
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これはパーカーのバキューマチック
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これも古いエバーシャープ。ペンが隠れてます。
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こちらは日本のインク止め
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こちらはカヴェコの繰り出し式万年筆。杉本さんによれば超貴重だそうです。
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パーカービックレッドのミニ版、ペン先はオリジナルから変えられているそうです。
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これはサンエスの両ベロ式。エイチワークスの長谷川さんから譲ってもらったモノ。
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posted by entotsu at 22:46| Comment(0) | 万年筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

万年筆画の下地の考察

現在僕が紙以外で作品を描く時は、一番多いのがアクリル垂らし込みキャンバスに和紙を貼ったモノ。和紙を貼りこむ枚数で下の色が薄れ白っぽくなる。まあ、ペンが当たるのが和紙なのでインクの付きは一番良い。
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こちらがキャンバスにアクリル絵の具のグリーングレイを塗って、ジェッソとモデリングペースト半々で混ぜたモノをナイフで塗り伸ばす。乾いたらアクリルのグレイスープを掛けて削り出す。これも面白いんだけど下地の白を生かすとなると白を残す必要があるからあまり色彩のグラデーションが使えない。それで自作のレッドセピアインクで色味を付けている。
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今回このスプレー下地に描いてみて、上記2つの技法と比べて圧倒的に色彩が強い。ラシャ紙を蛇腹折したものに左右からオレンジとライトグリーンのスプレーを掛けている。今後の課題は下地の色だなあと思った。
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posted by entotsu at 01:32| Comment(0) | 作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする