2024年07月14日

手描き写本の展覧会

西洋美術館で写本の展覧会をやっている。15世紀にグーテンベルグが印刷術を発明するまで聖書は手描きで作られていた。バチカンの美術館で見ていた写本はA3くらいの大きなもので、写本の本も原寸より大きく印刷されていたので漠然とそのくらいの大きさだと思っていた。ところが西洋美術館のモノは聖書のバイブルサイズと同じ大きさで、正にモールスキンに描いた大きさ。神に捧げるために修道士が書いたものだから、手抜きも誤魔化しも無い。実物を見るとあまりに敬虔な祈りの仕事に感動しますよ。カタログはダイジェストで載っているので、これが見たいというものが外れているが、会場で写真撮影が出来るので資料作りにはありがたい。
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写本は羊の革に書かれている。羊の革は石灰で煮られた後、皮をはぎ、薄く削って、引っ張って乾かして完成。字を書くモノはガチョウや白鳥の羽。色は貂の尻尾の筆で描く。
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posted by entotsu at 23:48| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする