2024年08月27日

僕のクロッキー講座について

クロッキー講座はどのような内容なんですか?と質問があり、ちょうど月末に上野の森美術館アートスクールのクロッキー特訓講座がありますので、具体的に写真でお知らせしますと返事していて、昨日講座が終わったので写真で紹介します。
 1・まず最初のお話はデッサンとクロッキーの違い。デッサンは光と陰で2次元の紙に3次元疑似空間を作る事です。基礎は石こうデッサンから始めます。石膏像が存在している空間を造形するため、その存在に迫るため試行錯誤しながら基本30時間かけて1枚を描きます。クロッキーは1枚基本5分でやってます。いろいろな人が受講してきて大抵デッサンの描きだしのように線を探りながら描き始めます。こうすると一見形が取れてる作品に見えますがデッサン的な発想で描くので時間は5分ではロクなモノが出来ません。だから僕の講座ではクロッキーは試行錯誤ではなく、1本の線で描いて下さいと規定しています。勿論線は上手く繋がらないし、形も狂いますが線は格段に進化します。講座では5分クロッキー4回を8セット、2分クロッキー10回で午前午後の1日で42枚描きます。最後の合評会では一人6枚づつ並べてもらいますが、皆さん3枚くらいは今迄のものから飛躍した作品を並べます。1本の線で引くと、間違いは間違いだとはっきりわかります、ですから次は修正を掛けてより正確にしようとしていくので伸びるのです。
2・生徒さんに渡すのは人体の関節と筋肉の関係、これは暗記してもらうしかありません。肋骨、腰骨など皮膚の上に露出する部分を正確に描くと人体が収まります。僕の作品を解説を付けて5枚入れてます。
3・モデルさんは出来るだけ筋肉が見やすいダンサーの人をお願いしています。床に絨毯とシーツをじかに牽いて周りにボックス2個で場所を作っていきます。
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描く道具は鉛筆10Bを5本。尖らせて使う。僕は着彩にパンパステルを使ってます。
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posted by entotsu at 23:15| Comment(0) | 絵画教室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月25日

PAPASの本

PAPASはアパレルのブランドなんだけど、自社の宣伝用の冊子を作っている。その2004年の夏号として作られた32号目が万年筆の特集だった。それが実に丁寧に取材されていて、なにより万年筆と言うものの憧れのイメージが実に上手く写真と文章で語られていて、万年筆人の間で評判になっていて、僕もPAPASに行って買ってきたものだ。もう20年も前のモノだけど色褪せない。今の万年筆の本は即物的でこんなのあるよと精密写真で見せるだけで、憧れは提示しない。こういう万年筆の冊子を自費出版で作りたいけど、まずは卓越したデザイナーと資金がいります。お金持ちは世の中にたくさんいらっしゃるので1千万位出してくれないかしらねえ。
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posted by entotsu at 22:34| Comment(0) | 万年筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月23日

昔昔の幸夫ちゃんの布袋竹と黒檀の万年筆

その昔、まだ長原大先生がご健在で、幸夫ちゃんが親子ペンクリで全国を回り始めた頃、何処かで飲んでいて、布袋竹のモダンなモノできんかのお!と言う話になって僕が黒檀と組み合わせたデザインを3つほど考えて幸夫ちゃんが作ったのがコレ、他にあと2種類はあるはずなんだけど出てきたのはこれだけ。写真はキッチリ撮ってあるので樫本さんが撮ったんだと思う。いったい誰が買って今誰が持っているのか?たまたま写真が出て来たけど歴史に埋もれる万年筆だよね。ペン先はクロスになってる。
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posted by entotsu at 00:37| Comment(0) | 万年筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする