2025年01月17日

杉本万年筆駆け込み寺からのクレーム

前々回のブログで杉本万年筆駆け込み寺から修理品が送られてきましたという報告をしたのですが、その時の名前を藤本万年筆駆け込み寺と書いていて、「画伯ねえ、僕は杉本だからね、藤本万年筆って誰だろうと思ってたら、出てきた万年筆が僕が修理したやつだから、また間違えてるよ、ボケてるなあ、これで2回目だからね、」と怒られた。お騒がせしましたが藤本ではなく、杉本万年筆駆け込み寺です。
 それで今回の修理万年筆の話になってシェーファーのライフタイムの吸入がダメになったのでお願いしたのですが、この有名万年筆はセルロイドで出来ていて、製造年は1930年。僕がコレクターの岡本さんから購入したのが27年前。それがセルロイドは最終的に崩壊していくのだけれど、それが今、かなり進んできていてキャップの先が割れて剝がれてきているということで接着剤で補強したとのこと。流石に100年経つと壊れるんだなあ。もう一つのウォーターマンも同じくらいの時期のペンだけど、首軸ねじの割れがあり、ペン先もクラックが入っているので、使えるだけ使って見送ってあげてくださいとのこと。しかし最期を迎える間近の万年筆は最後の花火で書きやすいんだなあ。
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2025年01月16日

アンティーク小箱の誘惑

日本のカバンを世界1にするためには、まず温故知新。日本のカバンの歴史書を作ろうと取り組んでいたら、出版社が倒産。未だに出版のめどが立っていない。その為にカバン集めを始めていたのだが、その時に木で作られた持ち運びができるパーソナル文房具箱、懸け硯に出会う。引き出しが付いたアンティーク木箱である。それから小箱にハマって今は30個ほどを持っている。これで本を1冊作りたいのだが、これもめどが立たず。この面白い小箱は家賃を日割りで納めるもので箱の上に各家ごとに小銭を入れる切割がある。始まりが昭和9年元旦である。昔は何でもかんでも木で作っていたのだ。ほかの箱モノもちょこっと見てください。小箱の博物館も作りたい。
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2025年01月14日

福音館の締め切り地獄

福音館の第2回原画の検討会が2週間後に迫ってきた。前回原画の絵が売れてしまっていたため原画コピーを代用として使った部分がやはりクオリティー不足で描き直しが決まった。それが4点あって、またこれがどれも面倒。それで一番大変なピティリアーノを描いているんだけど、これがメタくそ大変。ここは凝灰岩の断崖の上に作った都市で2000年の歴史がある。エトルリア人が住み着いたのが最初だが、それは凝灰岩を掘って作った洞窟住居だった。その上にローマ時代から新しく住居が建てられているんだけど新しい住居の下に洞窟住居があり、それは今でも倉庫として利用されている。それで描き始めたら石積の住居と凝灰岩の岩、屋根の質感を描き分けなければならず、これがやたら大変で一向に進まない。
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posted by entotsu at 01:34| Comment(0) | 作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする