この頃、長原大先生の作った布袋竹のキングイーグル、竜の飾り付きがネットで270万の値が付いていて、いくら何でもと驚いたが、これは当時は30万で出していたもので、一緒にシカゴペンショーに連れて行ってもらったときにシカゴでいくらで売るんですかと聞いたら、海を渡ったけえ、60万じゃ!となった。太平洋を渡ると2倍になる。それが出したとたんに持って行った3本が売れた。しかし今度は9倍の値である。火星にでも行ってこないと跳ね上がらない値段である。それが今日片付けしてたらまた昔の写真が出てきて、以前長原さんが主催の柳さんに呼ばれてやっているペンクリで期間中、川西さんが付ききりで取材している。川西さんは当時のペンクリの様子を実に丁寧に書き残してくれていて、これは当時を知る貴重な資料である。ところが今になって考えると、川西さんはペンクリの様子は詳しく書いたが、自分が買った竹万年筆のことは一つも書いてない。竹万年筆の最大のコレクターは川西さんと剣先万年筆の樫本さんだが、自分の万年筆についても書いておいて欲しかったなあ。
さて出てきた写真にはペンクリの様子と会場の大先生の後ろに飾られたショーケースいっぱいの長原コレクションが写っている。竹万年筆も常時20本は飾ってあったから大先生ファンにはたまらない店であった。