2012年05月27日

ラストルムペン使用報告その2

さてラストルムさんのペンの表現を固定ポーズの作品で比較してみました。ペンで描いたものにパントーンというパステルでグレイを着彩しています。前回はイーゼルにスケッチブックを立てて描きましたのでペン先が平行か上を向くときもありましたので今回は膝の上に載せてペン先が下に来るように使っています。一番インクの出がスムースで極細から極太までなだらかに表現できたのが2番目のレシーフで1番目のセネターは極細が引っ掛かるのと細字までがスムーズにつながらず、太字から極太までの表現はぴか一。3番目のペリカンはペンを下にして立てると途端にインクの出が多くなり極細が出なくなりますが細字から極太まではスムーズでコントロールはしやすい。DSC01230.JPGDSC01231.JPGDSC01232.JPGDSC01233.JPGDSC01236.JPGDSC01237.JPGDSC01238.JPGDSC01240.JPGDSC01242.JPGDSC01244.JPGDSC01245.JPGDSC01246.JPGDSC01248.JPGDSC01250.JPGDSC01250.JPGDSC01251.JPG
posted by entotsu at 04:32| Comment(1) | 万年筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ワーグナーのインクについて
ワーグナーインクの中身を作ったものです。使っていただきありがとうございます。
古典のブルーブラックインクは、タンニン酸と没食子酸の混じったタンニン類鉄インクと、タンニン酸のみ使ったタンニン酸鉄インク、没食子酸のみの没食子酸鉄インクに分類されます。
現在のワーグナーのインクは、沈殿しにくいことを優先して、没食子酸鉄インクにしています。
先日、神戸のPen and messageにお邪魔して、「インキの科學」の本を読ませていただいたのですが、没食子酸は水に溶けるぶん、酸化され固定されるまでに、紙の上では散りやすいようです。沈殿しやすくなるかもしれませんが、タンニン酸鉄インクにすれば、散りやすさが改善されるかもしれません。
Posted by がりぃ at 2012年05月28日 20:27
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