2016年03月29日

明治維新史、綱淵謙譲とカレー作り

書き方が悪いのだがこれは綱淵謙譲がカレーを作った話ではなくてカレーは別件であります。
我々の世代は明治維新を知るのはNHK大河ドラマでそれにつられて読むのが司馬遼太郎である。司馬作品は有名どころはほとんどドラマになっているからビジュアル的にも補強されて司馬史観のとりこになって大体かなり凝り固まった英雄像を崇拝して「そうじゃないきに」とか「どげんすっとですか」みたいなものを日常に取り入れるようになる。しかし後発の歴史作品が司馬作品の資料の出所をひっくり返したりするのでやはり司馬作品はフィクションとして捉えないと事実を見誤ることになるというのがわかってくる。しかし今回の綱淵謙譲の「乱」を読んで幕府側から捉えられた事実を知って幕末維新を見る目のうろこが落ちた感じ。徳川慶喜は鳥羽伏見の戦いを一人逃げ出したのは江戸を救うためだったのだ!というような慶喜見直しの本が結構出たので、どうなのかなあと思っていたらこの本を読むと史実に基づいて否定されている。溜飲が下がる。出だしはサムライとスフィンクスの写真が紹介されて幕末に幕末遣外使節が1864年にスフィンクスに登っている写真が出ていて、どこかで見たことあるなあと思っていたら伝説の雑誌「写楽」の創刊号かそれに近い写真で昭和56年に紹介されたものだとわかった。ようするに幕末維新と言ってもこのように様々なことが並列に起こっていたのだという各章ごとの進展で維新を読み解くやり方でやたら面白かったが作者が途中で亡くなって未完で出版されているので最後は中途で終わる。しかしこの本は古本屋で見つけたので現在は絶版。現在すぐ買えるのは首切り朝衛門を書いた処女小説の「斬」だがこれも実に面白かった。司馬史観に新たな視点を加えたい人には必見。
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さてここからは別件。昔20年教員をしていた時の同僚が定年退職なのでそのお別れ会に参加して20人分のカレー、今回は豚の肉質は張り込んだので別格の味になった。さらにインド料理屋でスパイスを買って作ったのでなかなか香辛料のきいたものになった。他に山ウドの芽の天ぷら、アンチョビとトマトのペンネ、アーモンドサラダというところかしら。P3261360.JPGP3261363.JPGP3261362.JPGP3261367.JPGP3261361.JPGP3261369.JPGP3261364.JPGP3261374.JPGP3261375.JPG
posted by entotsu at 00:12| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする