2017年11月21日
ゴッホの映画
ゴッホの自殺の真相に迫るゴッホの映画が評判になっている。何が凄いのかと言うとゴッホの絵に似た俳優を実写したものをさらに128人の絵描きによってゴッホ風の絵にしたものをコマドリした作品と言うのだ。何人かの人から絶対見た方が良いと言われたけどなんか学芸会風なんじゃないかと思っていたが、なんと、良かった。最高の功績は今までゴッホの伝記作品では出せなかったゴッホの絵によるゴッホの視点の延長の描き方なので、実にその場の雰囲気がリアルなのだ。さらにゴッホを取り巻く人々の冷淡な態度とか子供たちによるいじめや嫌がらせ、この作品を見てゴッホに描かれた人たちの相関関係が良く分かる。さらに衝撃的なのは今までのゴッホの伝記や映画では麦畑で頭を撃ったが自殺しきれず自室に戻って2日後に死んだとなっていたが、腹を撃っていたのが事実で、それも離れた距離から下から撃たれていたというのだ。犯人は特定されないがゴッホは自殺ではなく他殺だったという話である。それで買っていながらあまりの重さに持ち歩いて読むのが大変なので放っておいたゴッホ伝記の最新であり最も信頼のおける伝記を調べたら、最終章に自殺の真相が掲載されておりそこでははっきり映画にもでてくるパリから避暑に来ていた兄弟の弟ルネが犯人だと特定している。ゴッホファンなら確かに必見です。













