2022年01月08日

崩壊するカバン達

マンダリーナダックが日本に上陸したのが1994年頃で、最初に売られていたのを見たのがプランタン銀座だった。コーティングされたグレイトーンの革とナイロン素材を組み合わせた実にレヴェルの高いデザインが特徴で、内部も蛇腹収納、フラップの開閉は金属シャフトを使っている。僕は一個のカバンを使い続ける事は無くしばらく使ったら次のカバンというようにローテーションして使っている。異変が起きたのは半年くらいで木の棚に置いてあったのを取ろうとしたらくっついていて取れない。思い切り引っ張ったらべりッと木の方が剥がれてきた。触ってみると全体がべとべとで紙に当たっていた部分は紙が引っ付いてる。というわけで使い物にならなくなった。修理に出そうとしたら配給会社が変わったとのことで受け付けてくれなかった。気に入ってたんだけどねえ。革に塗った塗料に問題があるようだが詳細は不明のまま。
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剥がれると言えば、やはりこの人をおいては語れません。崩壊のエキスパート、ハンティングワールドのバチュークロス。今回のは全くの未使用ミニリュック、本物の証明のタグがかえって悲壮感を誘います。使っていると剥がれるが、一切手を触れなければ、このように粉を拭いた状態になります。新品の革との対比が気の毒感を高めます。はがしたい人は爪でこするとボロボロ剥がれてきますからご安心ください。内部もウレタンを使っているので開けた途端に細かい煙が建ちます。ウレタン崩壊フェチにはたまらない逸品です。
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posted by entotsu at 03:10| Comment(0) | カバン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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