2022年03月24日

色鉛筆基本12色の不可思議

アトリエで借りているアパートの2階に新しくご夫婦が引っ越されてきた。それでご挨拶に来られた時に頂いたのが、なんと三菱ユニ色鉛筆12色セット。なんと実家が文房具店だったそうで店は廃業したのだけれど在庫が残っているのでこういう機会に配っているそうだ。
久々に基本12色セットを見ました。しかし一体誰がこの12本セットを基本と名付けたのでしょう?西洋美学の美の基準はグラデーションと補色対比です。まずこの基本12色には同系色の変化する色が無いのでグラデーションを作れません。補色対比では使える色は反対色の2本だけ。それで教員時代に色鉛筆の会社に使える色鉛筆セットを提案しました。12色で万能に使える組み合わせは不可能なので人物に使えるセット。緑の多い風景のセット、海岸スケッチのセット等10種類ほどのセットを提案しましたが却下されました。この頃水彩セットにはそういう描くモノごとに変化させたセットが出てきました。色鉛筆でもそういう方向に持って行って欲しいです。
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posted by entotsu at 01:27| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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