昭和初め当時の万年筆の主流はインク止め式万年筆で書き出しの時擦れてインクが出て来ないため、使う前にまず万年筆を床に向けて振ってからインクを出して書いていた。だからどこでも当時は床にインクが飛び散っていたものだった。それを先代が振らなくてもインクが出るしくみのフラーズ万年筆を開発して販売していた。
こちらは2代目の植原さんが手作り万年筆の復活を計画して作った漱石万年筆。エイチワークスの長谷川さんはこの万年筆の精度を見て弟子入りを決めた。兎に角精巧に削られた逸品。
こちらは取材当時の大橋堂。今から22年位前。
第一回三越世界の万年筆祭りに出店した植原さん。