2023年02月22日
杉本氏の不可思議万年筆
杉本さんに修理を頼んで戻ってきたら、おまけが付いていた。それが中空万年筆でなんとペン芯が無い。これどうするんだろうと思って連絡したら、金ペンを上と下からペン芯で挟み込む両ベロ式万年筆の時代に上ベロだけの万年筆が存在して、それをヒントに作ったのが中空万年筆。本来ペン芯があるところはただ穴が開いてるだけ。これが空気の通り道。良く見るとペン先の上の部分にプラスチックが被さっている。これがインクを流動するそうだが半信半疑で使ってみたらほんとに良く書ける。不可思議。万年筆のインクの出方は軸内気圧と軸外気圧の関係方程式で決まってくるからコントロールが難しいんだけど杉本さんは上手く作ってる。これは面白いオリジナル万年筆が出来るかも。
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