2023年07月13日

杉本さんのとこから帰ってきた万年筆2

昨日とは別の修理から帰ってきた残りの万年筆です。まずは酒井栄助さんのインク止め、ペン先はプラチナ3776から移植。蒔絵は西原功修氏にお願いしたもの。すっかり回復。
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こちらも酒井さんの軸なんだけど尾栓からカーボンインクが抜けたまま固まってしまっていたのでインク除去が艱難辛苦だったそうで、さらにキャップが裂けて、ねじ切りも空回りの瀕死の品でしたが復活。
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こちらは1940年代のエバーシャープのスカイライン。これもベストデザイン10本に入る優れたデザイン。大好きです。一切吸入できなかったのが復活です。特に黒軸は吸入レバーが無い状態だったのをコインで押して吸入するコインフィラーに改造して戴きました。
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こちらはウオーターマン1940年代。吸入機構を復活して戴きました。書き味が最高なんです。
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万年筆の山田で先代時代のインク止め14金。これも完全復活。
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こちらはパイロット初代エリート。梅田晴夫の万年筆の本で唯一ウオーターマンやシェーファー、パーカーのアンティーク品の巨大ペン先に混じって唯一紹介されたビック巻きペン。シルバーンでは無くこのペンの復活を願っております。吸入はコンバーターでお願いします。このペンの吸入は蛇腹ゴム式ピストン吸入でなんとゴムがまだ生きていたので復活
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posted by entotsu at 02:36| Comment(0) | 万年筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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