2024年07月15日
作品の次の展開を考える。
個展をやると一週間毎日自分の絵を見なければならず、いろいろ気づくことがある。展覧会場ではまず、ライトが違い、周りのスペース、高さも違うのでアトリエで見てたのとは全然違って見える。良いと思ってたところが全然だめで、描きこみ不足と思っていたところがちょうど良かったり、それで今回一番考えさせられたのがバックの正方形積み重ねの色面である。大きく描くとべた塗では絵にならず空間を作るためにグラデーションを入れる。そうすると必然的に色面の強さは失われるという二律背反現象である。もう一つはランダムに手描きで描く方が動きが出ると思っていたのだがバックが動くと前に描かれた球体人間の動きが見えなくなる。それで今回はバックの動きを封じて色面を入れることにしてみようと試行錯誤を始めたが色面の組み合わせは無限大にあるため呆然としているところでしょうか。
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