2023年09月12日
昨今のカバン事情
MONOMAXの今月号がカバン特集だったので買ってみたら肝心のカバンのページは全74ページのうち17ページのみでエースが相当お金を出したらしく見開きとさらに30万個売れたビジネスリュックで出てる。分かりやすい編集方針である。面白かったのは男物のビジネスバッグがトートバッグ化していることで伊勢丹メンズ館では6万から25万くらいまで結構売れているとのこと。その人気があるアカーテ、オストロSはまさにエルメス、バーキンそっくりで男性のバッグは明らかに完全女性化に向かっている。俺は男だ重いの持つのが良いのだは流石に廃れて来てますわよ。今回は珍しくイタリアに取材に行ったようで2ページに紹介されてたダヴィンチ・FAROの蝋引き革のバッグは面白かった。日本にも旗艦店が出来たそうだ。









2023年09月04日
鞄の重さ重さ考。
1980年代くらいまでカバンは重さについてはあまり言及されてなくてここに挙げる3つにバッグもそれぞれハンドバッグにもかかわらず1キロある。金具も平気で無垢の真鍮や鉄金具にメッキや革も惜しみなく厚かった。革は厚い方が質感も触感も最高である。それがこの頃軽いカバンでなければ売れなくなり、サラリーマンも取っ手を持って風合いのあるカバンをぶら下げて歩くのは過去になり、平気で風合いもへったくれも無いナイロン素材のリュックを背負って歩いてる。もうしばらくすればリュックもいらず携帯かタブレットだけを持ち歩く時代になるのだろう。ということは現在がカバンの最終形態の時代になるのでしょうか?
フィレンツェのショルダー、ドゥーニー&バークミニボストン、ラ・カージュハンドバッグ、(この金具はイタリア、フランスでポピュラーに売られていた。)






フィレンツェのショルダー、ドゥーニー&バークミニボストン、ラ・カージュハンドバッグ、(この金具はイタリア、フランスでポピュラーに売られていた。)
2023年08月18日
オリジナル布バッグ考
先代の実家に帰る時は、取り合えず仙台駅の寿司哲で寿司哲物語を食べて、仙台ヘルツに寄って仙台ヘルツオリジナルバッグを見て、それから光源社に行く。そこで世界各地から集められた布やアンティークモノを物色するのだが、この頃品ぞろえがイマイチなのである。昔はインドの古布で作ったバッグなどがあったのだが、もう古布が無くなった為、古布に似せて作ったもんを使っているので全然ダメなのである。そんなこんなで今ユリエさんの小物の袋に織り込む数字デザインをやったりしてるので次第に布バッグを作りたい欲求が高まって来て布のバッグを引っ張り出してきている。まずはインドのポシェット。

インドの古布のパッチワークトートとポシェット。



飛騨高山で見つけた昭和初期の雑巾で作ったペンケース


日本の襤褸のトート

インドの古布のパッチワークトートとポシェット。
飛騨高山で見つけた昭和初期の雑巾で作ったペンケース
日本の襤褸のトート