2018年09月07日

皆川博子雑感

皆川作品面白いですわ。今度読んだ「海賊女王」も面白かった。イギリス人はそもそも何なんだというのが良く分かる。アイルランド問題のルーツも良く分かる。お勧めですよ。繰り返し繰り返し処刑シーンが実にリアルに書かれているのだが、作者は本当に日本人なのかと思うくらいリアルな描写。それがイギリスの処刑は当時は見世物で、まず首にロープを掛けて吊るす。しかしここでは殺してはダメで、すんでのところで息を吹き返させて、それから腹を裂き内臓を取り出して苦悶するさまをギャラリーにいかにうまく見せるかが死刑執行人の腕であり、腕が良いと現代のロックスター並みの人気があったそうです。それが上手くいかなかったりすると野次が飛び死刑執行人失格になるようです。
 しかし首吊り腹裂きのイメージがどうにも掴めていなかったのが、現在ベストセラーになっている「処刑の文化史」の中の図番にイギリスの処刑イラストがありました。2番目のイラストは要するに首を吊った後性器を切り取り目の前で燃やして見せ、そのあと腹を裂いて内臓を取り出して焼いて見せてから殺すそうです。まあ残酷ですがこれが人間の本性のようです。文明の進化とは本性を如何に美辞麗句で粉飾するかのようですがどうもうまくいっていないようです。
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2018年07月07日

丸善ジュンク堂2018年推薦美術書に選ばれました

丸善、ジュンク堂の書店員が選ぶ推薦美術書に僕の2冊が選ばれました。一つはアクリル画の技術書と、もう一つはヴァザーリのイラストで解説するボッティチェリです。芸術新聞社の書籍2冊ですが、ご覧になっていない方は是非ご購入ください。
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2018年04月27日

読書感想文

仙台実家の母親の手術の為の検査が1カ月に3回もありほぼ毎週仙台通いになった。茨城から名古屋、名古屋から仙台を1日でやらなければならない事もあった。さらに検査は大病院なのでいちいち窓口に並んで検査を受けるので1か所に待ち時間2時間も掛かる。車椅子を押してひたすら待ち。おかげでいつか読もうと思ってブックオフで買っていた浅田次郎の中原の虹4冊、珍妃の井戸、マンチュリアンリポート、輪違屋糸里2冊、逢坂剛の鬼平シリーズ2冊、池波正太郎の鬼平4冊を全部読んでしまった。
 浅田次郎は蒼穹の昴以来のファンで10年以上前にこれを読んでからお勧め書籍の10本の指に入る。ところがファンと言いながら清朝シリーズはその後読んでなかった。いい加減なもんだ。中原の虹は満州帝国、張作霖の話だが張作霖は関東軍に爆死させられたくらいしか知らなかったから馬賊の総大将だったなんて驚きでしたね。自分の無知さ加減に恐れ入りました。歴史は人で見ないと分からないと言いながら日本は中国の歴史から見ないと分からないのを痛感させられました。そういえば高校3年の時に日本史の先生が「俺は日本史受験の神様だ」と言うので、わざわざ手を挙げて「あなたのは歴史年表の暗記の仕方を教えてるだけで歴史の肝心なことは何も教えてませんよ」と言ったら激怒されて2学期の最初から「俺の授業には2度と来るな!」と言われたので、それからは美術室で絵を描いていた。それでも評価は2で単位はくれた。この歳になって考えると僕はあまり可愛い生徒じゃなかったのではないかと思い始めた。そういえば数学の先生も「これからお前らの為に補習をしてやる」と言ったので。「迷惑だからやめてくれ」と言ったら、やはり激怒されて「2度と授業に来るな」というので、やはり美術室に居たと思う。それもやはり2で単位は出た。こうして文章にするとあまり可愛い感じが無いなあ。
 輪違屋糸里は新選組の芹沢鴨を悪役ではなく描いているからなかなか新鮮、確かに司馬遼太郎の芹沢鴨の描き方は短絡的だよねえ。
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